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過酸化結合を側鎖に持つポリマーを混練機あるいは押出機を用いてポリオレフィンと溶融混和してポリオレフィンにグラフト化する反応を検討した. 過酸化結合を側鎖に持つポリマーは, 過酸化結合を持つモノマーを共重合させて合成した. 過酸化結合はランダムに導入しても効果なく, ブロックポリマーの一方のセグメント中に導入されたものであること, 及びこのセグメントが軟らかいポリマーであることが高グラフト化を達成するのに必要であった. アリルt-ブチルペルオキシカーポネート (AC) を用いて合成した酢ビ (VAc), スチレン (St) のブロックポリマーPoly (VAc, AC-b-St) (10/0.3/90wt) とポリオレフインとの等量混合物を混練機あるいは押出機中で, 180-230℃で溶融混練したときのグラフト効率を以下に示す. エチレン・酢ピコポリマー (EVA): 53%, 低密度ポリエチレン (LDPE): 17, 直鎖低密度ポリエチレン (LLDPE): 16, ポリプロピレン (PP): 10, エチレン・アクリル酸エチルコポリマー (EEA): 50.