1. Dosal comparisons of Carbetocin on the porcine myometrium in vivo
- Author
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Akiko Tanaka, Jun Yamaguchi, Munekazu Nakaichi, Kazuaki Takashima, Yasuho Taura, Kouzou Yamamoto, Akiteru Amimoto, Shigeyuki Tanabe, Ryuichi Masuyama, Sanenori Nakama, Toshiyuki Suzuki, and Kunihiko Ishii
- Subjects
Chemistry ,In vivo ,medicine ,Myometrium ,Carbetocin ,Pharmacology ,medicine.drug - Abstract
子宮内圧に対する Carbetocin の用量別作用について検討した。体重200~300kgの離乳母豚6頭を用い, 第1日に Oxytocin 25IU (Oxy), 第3日に Carbetocin (Car) 0.05mg, 第5日にCar 0.4mg, 第7日にCar 0.2mg, 第9日にCar 0.4mg, 第11日にCar 0.6mgをそれぞれ筋肉内に注射し, 以下の結果が得られた。1. 子宮収縮パターンは, Oxy 25IUを投与すると徐々に子宮内圧は上昇し, 約60mmHgまでに達した。収縮頻度は投与直後が最も高くて0.98分に1回の割合であり, その後間隔が広がり約1~1.5時間後に投与前値へと復した。Car投与後の子宮収縮パターンもOxy群と同様であり, 投与直後の低収縮圧, 頻回収縮のパターンから徐々にゆるやかで高収縮圧のパターンを経て2~5時間でほぼ投与前の収縮圧に戻った。2. Oxy群の平均子宮収縮圧は, 投与前50.3mmHgであったが, 投与後には上昇し約60mmHgになった。その後, 時間の経過とともに圧は低下し約120分して投与前値に戻った。Car群では, Oxy群との間に有意差はなかったが, 全群が投与後一過性に上昇し, その後は徐々に低下し, 投与前よりも低圧になる傾向がみられた。3. Oxy群の子宮収縮波の平均持続時間は, 5分後に約1/2に短縮し, その後徐々に延長し, 30~60分で投与前値に戻った。Car 0.2mg群では投与後30分及び90分, また0.4mgと0.6mg両群では90分において, Oxy群との間に有意な収縮時間の短縮が認められた。4. 子宮収縮の作用時間は, Oxy 25IU群では57.6分, Car 0.08mg群では93.9分, Car 0.1mg群では43.1分, Car 0.2mgでは213.2分, Car 0.4mg群では225.3分及びCar 0.6mg群では280.6分となり, Oxy 25IU群のそれぞれ約1.6倍, 0.8倍, 3.7倍, 3.9倍及び4.9倍の長期作用した。
- Published
- 1992