1. Initial and Follow-Up Results of Coronary Rotational Atherectomy
- Author
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Hiroshi Hoshizaki, Noriaki Takama, Yukihiro Seta, Shigeto Naito, Hideki Tsurugaya, Tomoya Hiratsuji, Naoki Isobe, Shigeki Sakurai, Shigeru Oshima, Sachiko Ito, Koichi Taniguchi, Ren Kawaguchi, Makoto Sekiguchi, Hitoshi Adachi, Hiroshi Fukasawa, Itaru Ito, Shoichi Kubota, and Takuji Toyama
- Subjects
business.industry ,Medicine ,Follow up results ,General Medicine ,Rotational atherectomy ,business ,Nuclear medicine - Abstract
冠動脈複雑性病変に対するcoronary rotational atherectomy (RA)は有効な血行再建術の一つとして普及しつつあるが, 治療効果等に関しては報告が少ない.今回われわれはRAの初期成績および遠隔期成績について検討した.1997年12月~2000年4月の間に当院でRAを施行した連続30例, 32病変を対象とした.RA後バルーンカテーテルによる低圧拡張の追加を基本方針とし, 必要に応じて高圧拡張・ステント留置を行った.残存狭窄50%未満かつTIMI3をもって手技成功とし, 遠隔期(3~6カ月後)造影所見における50%以上の狭窄を再狭窄とした.標的病変は全てが高度石灰化を伴う複雑性病変(タイプB2病変が22病変(69%), タイプC病変が10病変(31%))であった.手技成功は28病変(87.5%)に得られ, 平均径狭窄率は78±9%から20±14%に改善した.手技不成功の原因としてはガイドワイヤー不通過, プラットホーム形成困難等であり, RAが施行可能であった28病変はすべて手技成功が得られた.遠隔期に17病変において冠動脈造影を施行し, 再狭窄を8例(47%)に認め, 平均径狭窄率は52±25%であった.再狭窄を認めた全例に再血行再建(RA1例・ステント留置7例)を施行したが, RAによるlesion modificationによって, RA以外の手技にて良好な初期成功率が得られた.再狭窄率は低くないが, 慎重な症例選択と手技を行えば, RAは石灰化を有する複雑性病変に対し, 粥腫の切除(debulking)のみでなくlesion modificationの面でも有用な治療手技であると考えられた.
- Published
- 2001