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A Case of Laryngeal Web Diagnosed after Induction of Anesthesia

Authors :
Oka Kimura
Haruo Ookawa
Naoto Yamada
Tasuku Suzuki
Hideaki Matsui
Yukie Kato
Source :
THE JOURNAL OF JAPAN SOCIETY FOR CLINICAL ANESTHESIA. 29:639-641
Publication Year :
2009
Publisher :
Japan Society for Clinical Anesthesia, 2009.

Abstract

喉頭横隔膜症とは, 喉頭に先天性または後天性の膜様組織が形成される疾患である. 今回われわれは術前に特記すべき上気道症状を呈さず, 気管挿管時に偶然発見された喉頭横隔膜症を経験したので報告する. 患者は60歳, 男性. 慢性副鼻腔炎に対し全身麻酔下での両側上顎洞篩骨洞根本術が予定された. 気管チューブ挿入時, 声門下に抵抗があったためラリンジアルマスク挿入下に気管支鏡検査を施行したところ, 喉頭に膜様物が確認された. 患者は1997年に他院にて直腸癌の手術を施行されており, このときの麻酔記録上特記事項はなかったことから後天性の喉頭横隔膜症が疑われた. 同疾患は無症状の患者がいるため, 気管挿管時には注意が必要である.

Details

ISSN :
13499149 and 02854945
Volume :
29
Database :
OpenAIRE
Journal :
THE JOURNAL OF JAPAN SOCIETY FOR CLINICAL ANESTHESIA
Accession number :
edsair.doi...........05ab285313ec8bff602d585858cf9671