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TREATMENT STRATEGY IN CASES WITH BILATERAL NECK METASTASES OF HEAD AND NECK CARCINOMA

Authors :
Kazuyoshi Kawabata
Shin-etsu Kamata
Kazuhiko Yokoshima
Tomohiko Nigauri
Munenaga Nakamizo
Source :
Japanese jornal of Head and Neck Cancer. 26:504-508
Publication Year :
2000
Publisher :
Japan Society for Head and Neck Cancer, 2000.

Abstract

両側転移を伴う主な頭頸部癌の, 手術主体の治療を行う際の対応を考察するため, 10年間の病理学的両側転移症例の治療成績を検討した。喉頭癌 (16例, 全症例の4.3%, 以下同様) の5年粗生存率は31%であり, 他の癌と比較すると予後良好で, 根治を目指せる症例が多かった。下咽頭癌 (32例, 19%) の5年粗生存率は19%で, 総転移個数が6個以上の症例と, 5個以下の症例では, 生存率に有意差を認めた。また従来の adluvant chemotherapy は無効と思われ, 新たな方法の開発が必要と考えられた。中咽頭癌 (16例, 13%) は, 他癌と比較すると予後不良 (5年粗生存率13%) であったが, 臨床的両側転移症例で, 術前治療奏効群の中に, 根治治療を目指せる症例があった。舌癌 (16例, 4.3%) の5年粗生存率は19%であり, 臨床的・病理学的に明らかな両側転移症例では, 2年以内の生存しか得られず, 手術適応には熟考を要した。また健側の最低位転移レベルがIII以下の症例でも長期生存はなかった。

Details

ISSN :
18839878 and 09114335
Volume :
26
Database :
OpenAIRE
Journal :
Japanese jornal of Head and Neck Cancer
Accession number :
edsair.doi...........06b2a6903a1e48751ae2a3790ff73502
Full Text :
https://doi.org/10.5981/jjhnc1974.26.504