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A case of resected mediastinal liposarcoma

Authors :
Toshiya Fujiwara
Kazuhiko Kataoka
Toshio Nishikawa
Motoki Matsuura
Source :
The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 24:1046-1049
Publication Year :
2010
Publisher :
Japanese Association for Chest Surgery, 2010.

Abstract

症例は56歳,女性.2009年5月検診での胸部異常陰影にて近医を受診,CTにて前縦隔腫瘍を認めたため当科紹介となった.1年前の検診では異常は認めなかった.CTでは前縦隔に10×9cmの軽度造影効果を伴い内部不均一で脂肪成分を含む腫瘤を認めた.MRIでも同様に脂肪成分を含み内部不均一であった.肺動脈や心嚢との境界がやや不明瞭であったが炎症所見と考えた.1年前の検診では異常を認めておらず成長速度が速いこと,周囲との境界不明瞭な画像所見を呈していたことより悪性疾患である可能性も考えられたが,成熟奇形腫を疑い手術を施行した.胸骨縦切開にて腫瘍を摘出し迅速病理検査に提出したところ粘液性腫瘍とのことであった.摘出標本では11×10×9cmの腫瘤を認めた.術後病理検査では混合型脂肪肉腫との診断であった.脂肪成分を含む縦隔腫瘍を認めた場合には,脂肪肉腫も念頭において加療を行うことが重要であると考えられた.

Details

ISSN :
18814158 and 09190945
Volume :
24
Database :
OpenAIRE
Journal :
The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery
Accession number :
edsair.doi...........0df4c9ff6b774c4dc371ddaab398f8b9
Full Text :
https://doi.org/10.2995/jacsurg.24.1046