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Block of sodium channel by bepridil in isolated guinea pig ventricular myocytes

Authors :
Yuichiro Kawamura
Nobuyuki Sato
Kenjiro Kikuchi
Kunio Tanaka
Source :
Japanese Journal of Electrocardiology. 15:674-681
Publication Year :
1995
Publisher :
The Japanese Society of Electrocardiology, 1995.

Abstract

モルモット単一心室筋細胞のNa電流 (INa) に対するbepridilの作用を吸引電極法を用いて検討した.bepridilは-140mVの静止状態から-30mVへの脱分極により活性化されるINaを用量依存性に減少させた (解離定数369μM) .本用量曲線は保持電位を-90mVにすると低濃度側へ平行移動した.2連パルス法によるINaの遮断発現過程実験では, 本剤は4msの条件パルスではINaを14%遮断し, 16ms以上では不活性化状態のINaをより顕著に遮断した.本剤は顕著な使用依存性抑制を示し, INa遮断が定常状態に達するまで迅速であった.定常状態におけるINaの不活性化曲線は, 本剤10μMにより11mV過分極側に偏位したが, 勾配因子は不変であった.不活性化されたINaの回復過程は, -140mVにおいて290msの時定数を示した.以上より, bepridilはNaチャネルの静止状態よりも不活1生化状態に高い親和性を有するが, 活性化チャネルブロックも一部もたらすこと, チャネルからの解離が速いことが明らかとなった.

Details

ISSN :
18842437 and 02851660
Volume :
15
Database :
OpenAIRE
Journal :
Japanese Journal of Electrocardiology
Accession number :
edsair.doi...........1bd971ec6904ab89753f8931a4c21371
Full Text :
https://doi.org/10.5105/jse.15.674