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The Effect of the Chemical Constitution of Insulating Oil on Dielectric Breakdown in the Oil-Impregnated Paper Insulation

Authors :
Hideo Fujita
Source :
The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan. 69:1401-1405
Publication Year :
1966
Publisher :
The Chemical Society of Japan, 1966.

Abstract

ケーブル絶縁油を高電圧に曝らした際のガス発生挙動に関する前報までのガス試験結果と,それらの油を含浸した油浸紙の交流長時間破壊電圧特性との関係を,油の化学組成面について油浸紙ケーブルモデルにより確認した結果である。絶縁油に芳香族留分が多く含まれているほど,ガス試験では水素ガスを多く吸収するし,油浸紙の交流破壊電圧・時間特性は高くなる。また芳香族性が同一であっても飽和留分からのガス発生の少ない油ほど,若干ながら長時間の電圧印加で破壊する破壊電圧値は高くでて,油の芳香族性のみならず,鉱油の骨格構造が2次的に影響することを知り得た。このように,絶縁油のガス試験結果からその油を含浸した油浸紙の交流長時間破壊電圧特性が推察しうることを実験上証明するとともに,絶縁油からのガス発生によって,油浸紙が絶縁破壊するに至る過程につき考察を加え,従来のガス試験結果の判定法における誤りを指摘した。

Details

ISSN :
21850860 and 00232734
Volume :
69
Database :
OpenAIRE
Journal :
The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan
Accession number :
edsair.doi...........2baf675153a6746ebd19d598f78be0b8
Full Text :
https://doi.org/10.1246/nikkashi1898.69.7_1401