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Dialysate contamination with endotoxin and its influence on hemodialysis patients
- Source :
- Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy. 26:491-495
- Publication Year :
- 1993
- Publisher :
- Japanese Society for Dialysis Therapy, 1993.
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Abstract
- エンドトキシンによる透析液汚染と患者への影響をみるため, 透析液供給システムの再検討を行った. 当院の処理水, Bicarbonate原液タンク (B原液タンク), 透析液をトキシカラー (TC) 法およびエンドスペーシー (ES) 法でそれぞれ測定した. さらに室温の変動による細菌発生の差異をみるため, 冬期および夏期についても比較検討した. エンドトキシン抗体の測定はenzyme-linked immunosorbent assay (ELISA) 法にて, 通常透析膜 (LOW FLUX) とハイフラックス膜 (HIGH FLUX) それぞれの使用者20名を対象とした. 1年を通じてB原液タンクの細菌による汚染がもっとも大きく, エンドトキシン濃度も高値であった. 特に気温の高い夏期では極めて高濃度となり, 原液タンクサプライ方式による透析ではエンドトキシンフリー透析液供給は困難であることが確認された. さらにエンドトキシン抗体の陽性率比較ではLOW FLUXに比し, HIGH FLUX使用者側がχ2の検定により有意に高率であった. これらの結果から透析液清浄化に向けての対策が必要であり, タンク内洗浄の強化とパイロジェン除去フィルターなどの設置が有効な手段と示唆された.
Details
- ISSN :
- 18846211 and 09115889
- Volume :
- 26
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy
- Accession number :
- edsair.doi...........33e4b58021e5e927fcd848faa9b453ed
- Full Text :
- https://doi.org/10.4009/jsdt1985.26.491