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Evaluation of the potassium content of Tsumura Kampo preparations(Extract granules for Ethical Use)

Authors :
Keiko Usui
Shingo Takezawa
Hiroshi Sakurai
Atsuko Seki
Kyoko Sakurada
Noriko Takagi
Tamami Tajima
Akiko Inoue
Mutsumu Nishizawa
Fumiko Seki
Source :
Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 28:1081-1085
Publication Year :
1995
Publisher :
Japanese Society for Dialysis Therapy, 1995.

Abstract

ツムラ漢方製剤エキス顆粒 (医療用) の各方剤についてK含量を測定し, その全貌を明らかにし, 1包中のK含量は4.7-50.2mg (1g当1.88-16.52mg) の範囲にあることを確認した.128方剤のうち10mg未満のKを含むものは10品目, 10mg以上20mg未満のものは43品目, 20mg以上30mg未満のものは49品目, あわせて92品目 (71%) が10mg以上30mg未満の範囲にある. 30mg以上35mg未満のものは17品目, 35mg以上40mg未満のものは6品目, 40mg以上のものは大防風湯, 清上防風湯, 荊芥蓮翹湯の3品目となっている.1包中10mg未満のKを含有する方剤の場合は, 1日3回服用するとしてそのK量はせいぜい30mgであり, 米飯一杯のK量39mgと比較して特に問題とする量ではなかろう. 10mg以上30mg未満のKを含む方剤は1日の食餌により体内に入るK量に比べれば, それほど問題とするほどの量ではないが, 食事由来のKに漢方製剤由来のKが上積みされることを考慮して血漿K値を参照しながら使ってゆくべきであろう. 30mg以上のKを含有する26方剤については, さらに一層の注意が必要である.なお方剤中のK含量と, 方剤中に含まれる乾燥エキス量との間には正の相関が認められた.

Details

ISSN :
1883082X and 13403451
Volume :
28
Database :
OpenAIRE
Journal :
Nihon Toseki Igakkai Zasshi
Accession number :
edsair.doi...........35f50e88c16c94a3512685197a15f859