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Studies on the Determination of Amino Acid by Radio Isotope Dilution Method combined with Paper Chromatography

Authors :
Tsuru Wada
Source :
Journal of the agricultural chemical society of Japan. 31:743-748
Publication Year :
1957
Publisher :
Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry, 1957.

Abstract

ペーパークロマトグラフィーと同位元素稀釈法を組せたアミノ酸定量法により3種の蛋白質Taka-amylase, Ovalburnin, Insulin (鰹,鯨)の8種類の構成アミノ酸,グルタミン酸,アスパラギン酸,グリシン,アラニン,バリン,ロイシン,又はイソロイシン,リジン,アルギニンの含量に就いて定量した.その方法は測定するアミ酸に相当する14Cアミノ酸を混合して最初は濾紙電気泳動法でアミノ酸を酸性,中性,塩基性の3群に分けた後各群についてペーパークロ-マトグラフィーを行い,個々に分離したアミノ酸は濾紙より抽出して発色による吸光度の測定と放射能とからアミノ酸の窒素含量を算出し蛋白質の窒素含との比を求めた.蛋白質量0.5mg, 14Cアミノ酸の放射能各々1000c. p. m.で1回の測定で可能である.本研究では8種類のアミノ酸についてしらべたが,蛋白質の全構成アミノ酸もこの方法で測定し得るわけである. 蛋白質の構成アミノ酸の定量法としては種々な方法があげられるが,其の特長として使用蛋白量が僅かなこと,定量時間が短かくて済むこと等から本法は特に酵素蛋白の如く試料が貴重な場合,又は反応過程中に速かに定量結果を知りたい場合,小数のアミノ酸について測定したい場合などには有効な方法であると思われる.

Details

ISSN :
18836844 and 00021407
Volume :
31
Database :
OpenAIRE
Journal :
Journal of the agricultural chemical society of Japan
Accession number :
edsair.doi...........371f9e9f9d4333560660bc673aa94ab4