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Hepatic angiomyolipoma diagnosed by ultrasound-guided needle biopsy
- Source :
- Kanzo. 51:637-644
- Publication Year :
- 2010
- Publisher :
- Japan Society of Hepatology, 2010.
-
Abstract
- 48歳女性.人間ドックの腹部超音波検査で肝血管腫を指摘され,近医で半年ごとに超音波検査にてフォローされていた.平成20年4月の検査で内部エコーの変化を指摘され,腹部造影CT上肝細胞癌を疑われたため当科紹介,入院となった.背景肝は正常で採血検査に異常値はなく,上部下部消化管内視鏡検査・胸部レントゲン検査では悪性所見を認めなかった.腹部超音波検査,CT検査,MRI検査,血管造影検査を行い多血性肝腫瘍を認めたが質的診断には至らず,確定診断のため超音波ガイド下で腫瘍生検を行った.腫瘍部は紡錘型平滑筋細胞が密に増生しており,脂肪組織はほとんど見られなかった.免疫染色で平滑筋細胞はHMB-45,melan-A陽性であり,肝血管筋脂肪腫と診断,外来で経過観察の方針となった.背景肝が正常で,肝炎ウイルスマーカー・腫瘍マーカー陰性,他臓器悪性腫瘍のない多血性肝腫瘍では,AMLの可能性を踏まえ積極的に腫瘍生検を考慮すべきと考えた.
Details
- ISSN :
- 18813593 and 04514203
- Volume :
- 51
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- Kanzo
- Accession number :
- edsair.doi...........6712b4009e7f1482befa5b48d200a3c7