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Biochemical Effect of Myomycin on Pseudomonas lachrymans

Authors :
Masaru Koike
Yunsil Om
Keido Ko
Katsuyoshi Yoneyama
Tomomasa Misato
Source :
Journal of Pesticide Science. 5:157-163
Publication Year :
1980
Publisher :
Pesticide Science Society of Japan, 1980.

Abstract

キュウリ斑点性細菌病菌を用いてマイオマイシンの作用機構について検討した. 本抗生物質は増殖中期の供試菌の増殖を10μg/mlの濃度で完全に阻害した. ピルビン酸, 酢酸を基質とする呼吸は阻害されたが, グルコース,クエン酸, コハク酸の場合は阻害されなかった. 呼吸阻害についてはマイオマイシン耐性菌においても同様の結果が得られた. また, 放射性前駆体を用いての取り込み実験では, あらかじめ取り込ませた細胞からの放射性物質の漏出はみられず, 14C-ウリジン, 14C-チミジン, 14C-グルコサミン, 14C-酢酸の取り込みは阻害されなかったが, タンパクへの14C-フェニルアラニンの取り込みは強く阻害された. なお, 耐性菌においては, 14C-フェニルアラニンの取り込みはほとんど阻害されなかった. 以上の結果から, 本抗生物質はタンパク合成に強く作用しているものと思われる.

Details

ISSN :
13490923 and 1348589X
Volume :
5
Database :
OpenAIRE
Journal :
Journal of Pesticide Science
Accession number :
edsair.doi...........70387b2194c27574a0c45b0f3c1cd43d