Back to Search Start Over

A Case of Verrucous Sporotrichosis

Authors :
Hiroe Kiryu
Masanori Shiraishi
Hirohiko Matsumura
Yoshinori Suenaga
Source :
Nishi Nihon Hifuka. 55:643-648
Publication Year :
1993
Publisher :
Western Japan Division of JDA, 1993.

Abstract

82歳男子。異型スポロトリコーシスの軽快後に, 再発疹として生じた疣状スポロトリコーシスの1例を報告した。左手背の潰瘍を伴う限局性皮膚スポロトリコーシスとして初発し, 組織内に菌要素を豊富に認める, いわゆる異型スポロトリコーシスであったが, ヨードカリ(KI)内服と局所温熱療法による治療にて一旦軽快するも再発し, 尋常性疣贅を思わせる皮疹が生じた。病理組織学的検査にて著しい角質の増生と表皮の偽癌性増殖, 真皮に軽度の肉芽腫様変化が見られた。組織内菌要素は角質内に発芽胞子状や菌糸状の菌要素として多数認められたが, 真皮内にはほとんど見られなかった。この皮疹は治療に抵抗し, 略治後再々発して, さらに長時間の温熱, KI療法を施行することにより治癒した。

Details

ISSN :
18804047 and 03869784
Volume :
55
Database :
OpenAIRE
Journal :
Nishi Nihon Hifuka
Accession number :
edsair.doi...........92762616085853da211f03b21572b932
Full Text :
https://doi.org/10.2336/nishinihonhifu.55.643