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Preparation of Heavy Metal Hydride and its Catalytic Activity for Hydrogenation

Authors :
Kiyoshi Kawajiri
Toru Ueno
Yoshinobu Takegami
Source :
The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan. 66:1068-1074
Publication Year :
1963
Publisher :
The Chemical Society of Japan, 1963.

Abstract

ジフェニルマグネシウムと塩化鉄(III)を用いて鉄水素化物の生成過程を研究し,従来,水添触媒として有効であると考えられていた水素吸収量3以下の範囲について,塩化鉄(III)に対するグリニャール試薬の当量比と鉄水素化物の水素吸収量との間の関係を明らかにした。また,ジフェニルマグネシウムを用いたときの方が,フェニルマグネシウムブロミドを用いたときよりも水添活性を有する水素吸収量の範囲が広いことを認め,さらにコバルトおよびロジウム塩から合成した場合には,合成反応中に異常吸収が起こることを見出した。フェニルマグネシウムブロミドとニッケル塩と水素との反応によって生ずるニッケル水素化物についても詳細に検討し,水素化物合成の過程およびオレフィン水添の傾向が鉄水素化物の場合と同様であることを認め,さらに水またはアルコールを多量に添加した場合に活性となる特異な水添触媒を見い出した。

Details

ISSN :
21850860 and 00232734
Volume :
66
Database :
OpenAIRE
Journal :
The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan
Accession number :
edsair.doi...........b95ca0a007ba2fa74f5d6b135fb7bfbd
Full Text :
https://doi.org/10.1246/nikkashi1898.66.8_1068