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The importance of preoperative coronary angiography for surgical procedural safety in treatment of occlusive cervical arteriosclerosis

Authors :
T. Mori
Masahiro Kurisaka
Sinya Honda
Koreaki Mori
Masahiko Arisawa
Source :
Nosotchu. 14:79-86
Publication Year :
1992
Publisher :
Japan Stroke Society, 1992.

Abstract

頚部動脈閉塞性病変を有する患者の治療を安全に行うためには, 虚血性心疾患の有無とその程度とを正しく評価することが必要だと思われる.そのため1990年9月1日から1991年3月31日までの間に, 脳梗塞で当科に入院し, 頚部にBruitを聴取した5例の患者に, 頭頚部血管造影と冠動脈造影とを施行した.5例とも50%以上の頚部動脈閉塞性病変を有した.全例喫煙歴があり, 3例が糖尿病合併例であった.全例心室壁運動は正常範囲であったが, 冠動脈3枝疾患が1例, 2枝疾患が1例, 1枝疾患が2例であった.病変を有しなかったのは1例のみであった.頚部動脈病変を有する患者は冠動脈病変を有する可能性が高い.重症の冠動脈病変を有する患者に対して, 外科的治療を施行することは危険を伴う.どういう症例に術前の冠動脈造影が必要なのか, どちらの治療を優先するべきか, 頚部動脈閉塞性病変の治療に携わる医師は, 今後よく検討する必要があるのではないかと考える.

Details

ISSN :
18831923 and 09120726
Volume :
14
Database :
OpenAIRE
Journal :
Nosotchu
Accession number :
edsair.doi...........bfd799ac639846d733f1115778f2f5d8
Full Text :
https://doi.org/10.3995/jstroke.14.79