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A Case of Afferent Loop Obstruction caused by an Enterolith

Authors :
Itsuo Fujita
Takashi Tajiri
Shigeki Yokomuro
Eiji Uchida
Susumu Yamamura
Masaaki Kobayashi
Tadashi Kobayashi
Yoshiharu Nakamura
Takayuki Aimoto
Source :
The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 40:97-100
Publication Year :
2007
Publisher :
The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery, 2007.

Abstract

症例は75歳の女性で, 腹痛, 嘔吐を主訴に当院入院となった. 既往歴には胃潰瘍による胃切除術, 胆嚢結石症による胆嚢摘出術があった. 入院時腹部CTにて臍部近傍の小腸内に約3cm大の円形の層構造を有するhigh densityを示すmassを認め, イレウスを呈していた. イレウス管にて症状が軽快するも, 1か月後に再び同様の症状が出現し, CTにて前回同様のmassを認めたが, 小腸内で移動していた. 繰り返す小腸内異物によるイレウスの診断にて手術を施行したところ, 腸石により輸入脚が閉塞していた. 腸石を除去後, ブラウン吻合を造設した. 腸石は外殻, 中核に分かれ, 層構造を成していた. 本症例は小さな胆. 結石が総胆管より排石され, それが中核となり輸入脚内で停滞するうちに外殻が形成された腸石と推測された. 胃切除後の腸石による輸入脚閉塞症は極めてまれであり, 文献的考察を加えて報告した.

Details

ISSN :
13489372 and 03869768
Volume :
40
Database :
OpenAIRE
Journal :
The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery
Accession number :
edsair.doi...........c02d73c6306771fdda7d76f45c45a9a3
Full Text :
https://doi.org/10.5833/jjgs.40.97