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Peptic ulcer in a pulled-up gastric tube after esophageal replacement perforating into the aortic arch. Report of a successfully managed case
- Source :
- The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 23:2376-2379
- Publication Year :
- 1990
- Publisher :
- The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery, 1990.
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Abstract
- 49歳, 女性. 胸部中部食道癌 (Im, Stage IV) に対して1986年8月右開胸開腹胸部食道全摘兼胸骨後経路胃管挙上再建術を行った. 術後後照射を行い, その後経過良好であったが, 術後1年8か月後に吐血・下血を主訴としショック状態で再受診した. 緊急内視鏡にて挙上胃管後壁に深い潰瘍性病変があり, 同部には多量の凝血塊が付着し拍動性に動いていた.保存的に治療を行い, 一時的に止血しえたが, 翌日再検査中に突然噴水様の大量吐血が出現し心停止・呼吸停止状態となった. 蘇生術を施行しながら直ちに緊急手術を行った. 術中所見ではこの潰瘍は大動脈弓部前面に穿破しており, 穿破部大動脈壁の直接縫合により止血し救命することができた. 挙上胃管に発生する潰瘍性病変の報告は, 本邦では5例ときわめて少なく, このように大動脈へ穿通・穿破し, かつ救命しえた例の報告はいまだ見られない. 挙上胃管潰瘍発生の成因について検討をくわえ報告する.
Details
- ISSN :
- 13489372 and 03869768
- Volume :
- 23
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery
- Accession number :
- edsair.doi...........d8be9f3d79ae8f034ef8c3841e01f091