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A Case of Type AB Thymoma (World Health Organization Classification) With Brain Metastasis

Authors :
Yasuto Jinn
Wenlin Du
Minako Seki
Source :
Haigan. 44:795-799
Publication Year :
2004
Publisher :
Japan Lung Cancer Society, 2004.

Abstract

背景.1999年World Health Organization (WHO) により胸腺腫の新分類が提唱された. このなかでtype AおよびABとされるものは予後が良好で, 従来胸腺腫の進行度分類に用いられてきた正岡分類では殆どの症例がII期までに相当する. また, 正岡IVb期のものでも胸腔外への転移はまれである. 今回, WHO新分類でtyp e ABと考えられた脳転移を伴う胸腺腫の1症例を経験した. 症例. 71歳, 男性. 胸部単純写真で偶然発見された前縦隔腫瘍を9年にわたり放置していた. 後に左片麻痺によって発見された脳腫瘍を切除され, 胸腺腫の転移巣と診断された. この時点で前縦隔腫瘍は増大し, 両側肺にも多数の転移巣を伴っていた. 原発巣の切除により, 前縦隔腫瘍は正岡rVb期に相当するWHO新分類でtyp e ABの胸腺腫と診断された. 結論. 本症例は長期間にわたり原発巣を放置していたことにより, 遠隔転移を生じたtype ABの胸腺腫の極めてまれな1例であると考えられた.

Details

ISSN :
13489992 and 03869628
Volume :
44
Database :
OpenAIRE
Journal :
Haigan
Accession number :
edsair.doi...........de74bbc414cf5e63ccf4cddfe651f948
Full Text :
https://doi.org/10.2482/haigan.44.795