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Surface Composition and Its Stability of Nitrogen Corona Treated Polypropylene

Authors :
Sayaka Uematsu
Miyuki Gejyo
Toshio Ogawa
Source :
KOBUNSHI RONBUNSHU. 65:67-72
Publication Year :
2008
Publisher :
Society of Polymer Science, Japan, 2008.

Abstract

ポリプロピレンシートについて空気雰囲気中および窒素雰囲気中でコロナ放電処理を行って X 線光電子分光法(XPS)により表面状態を評価した.また,表面処理試料についてインクの付着性について調べた.窒素雰囲気の場合,酸素含量は 0.6 atom%であった.空気雰囲気での処理では窒素はシート表面にほとんど結合しないが,窒素雰囲気処理では 4 atom%に達した.また,その場合の水の接触角は空気雰囲気中の処理に比べ 18°低い上,長期間安定であった.官能基については接着に最も関係が深いヒドロキシル基とカルボキシル基の含量と経時変化について化学修飾後の XPS により検討した.その結果,ともに窒素雰囲気中で処理した方が安定であった.さらに,窒素雰囲気中で処理した面ではインクの付着安定性が優れていた.このように,窒素雰囲気中でコロナ放電処理すると,処理効果が持続すると同時にインクの付着性も優れていることが確認された.

Details

ISSN :
18815685 and 03862186
Volume :
65
Database :
OpenAIRE
Journal :
KOBUNSHI RONBUNSHU
Accession number :
edsair.doi...........e227cf2c00823302bac4276671e547b0