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Risk factors for small-vessel disease revealed by magnetic resonance imaging of the brain

Authors :
Yasuhiro Yamamura
Eiji Tanaka
Shinya Yamaguchi
Tatsuo Kohriyama
Shigenobu Nakamura
Source :
Nosotchu. 18:10-18
Publication Year :
1996
Publisher :
Japan Stroke Society, 1996.

Abstract

頭部MRIでみられる小血管病変に基づくと考えられる虚血性病変と脳血管障害の危険因子との相関を検討した.その結果, 脳室周囲病変ならびに皮質下白質部, 基底核部や脳幹部の小虚血病変の危険因子として加齢の重要性を再確認した.さらに, これらの小血管病変は症候性脳梗塞において, 無症候性脳梗塞に比較して, その程度がより高度であったことから, 無症候性脳梗塞にみられるこれらの病変は, 症候性脳梗塞の前段階を示唆していると考えられる.皮質下白質部と基底核部との小梗塞病変は, ともに, 加齢, 脳血管障害や高血圧の既往との間に関連があったことから, 小血管病変においては, 皮質動脈から分枝する髄質動脈領域と穿通枝動脈領域との間に共通した成因の存在を示唆した.小血管病変と総コレステロール, 中性脂肪やHDL-コレステロールとの問には有意の相関がなかった.したがって, 本研究の結果は, 小血管病変は大血管病変とは危険因子に相違があることを示唆した.

Details

ISSN :
18831923 and 09120726
Volume :
18
Database :
OpenAIRE
Journal :
Nosotchu
Accession number :
edsair.doi...........e41ba8b2dfe2e93c38d0ef98c5aed84d
Full Text :
https://doi.org/10.3995/jstroke.18.10