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Convective-conductive drying of a thin shrinkable fibrous layer wetted with latex as a binder

Authors :
Masamichi Yoshida
Naoto Ohmura
Akihiro Toritani
Takeshi Mori
Hironobu Imakoma
Source :
ResearcherID

Abstract

顕著な乾燥収縮を起こす粒子分散系塗布層のモデル系としてゴムラテックス液で十分に湿った脱脂綿薄層を高分子フィルム基材上に乗せ,上下両面から熱風を供給することで,薄層の対流-伝導乾燥を,高温高速(上)-低温低速(下)または低温低速(上)-高温高速(下)熱風を用いて行い,液の初期水分濃度を変えて乾燥速度を測定した.乾燥速度は初期水分濃度が低いほど小さくなった.乾燥所要時間は高初期水分濃度域においては高温高速-低温低速条件下で短くなったが,低初期水分濃度域では逆に低温低速-高温高速条件下で短くなった.このとき乾き層の収縮の程度は液の初期水分濃度に依存しなかった.これらの結果は,報告済みのポリビニルアルコール(PVA)水溶液で湿った場合と同様であった.しかしラテックスでは,PVAに比べて全般に乾燥速度が大きく,乾燥所要時間の逆転が生じる初期水分濃度は小さくなった.また乾き層の力学的強度は弱かった.

Details

Database :
OpenAIRE
Journal :
ResearcherID
Accession number :
edsair.doi.dedup.....52f12d8de8e5c2732d23d69aa8cd6d63