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Study on Experiential Sense of Identity 1: discussion on methodology

Source :
生活科学研究 = Bulletin of Living Science. 39:101-110
Publication Year :
2017
Publisher :
文教大学, 2017.

Abstract

「体験的アイデンティティ感覚」は「わたし」がわたしである体験であり、自身の体験が「わたし」にとって「しっくり」くる感覚である。この概念はアイデンティティに対する体験的・現象学的アプローチとして位置づけられる。本研究では、「体験的アイデンティティ感覚」の研究における、「科学的」研究方法の問題点は、客観性を目指すことで,感覚や体験を理解することに普遍的な言葉を用い,事象や現象を切り取り分類し,定義することによって結果が得られたつもりになり,研究者の観点がそこに入り込んでいるにも関わらず,研究者は記述に登場しないことであるとし,その解決案として,①脱客観性,②研究者の体験を用いること,③素朴に具体的な内容を記述すること,④それらを用いて考察し「体験的アイデンティティ感覚」に関する知見を導くこと。に該当する,エピソード記述法をベースとした,フォーカシングを取り入れた半構造化面接の手法を提案した。

Details

Language :
Japanese
ISSN :
02852454
Volume :
39
Database :
OpenAIRE
Journal :
生活科学研究 = Bulletin of Living Science
Accession number :
edsair.jairo.........281cd010893e6b1dad2334fae09de9f5