Back to Search Start Over

Die Aufklarung der Vorsokratiker : DK. Fragmente und Kant,I

Authors :
名古屋市立大学大学院人間文化研究科
Source :
人間文化研究. 18:167-192
Publication Year :
2012

Abstract

ヨーロッパ哲学は、古代ギリシアに始まる。古代ギリシア哲学の3つの時期区分のうち、ホワトヘッドは「プラトン的」立場から、プラトンを含む第二期に注目し、第一期のソクラテス以前哲学者達を顧慮しない。これに対し、第一期ソクラテス以前哲学者達を高く評価する哲学者達が、数名挙げられる。本論では、西洋哲学の起源は、その哲学者達が指摘するように、第一期ソクラテス以前哲学者達に有ると考え、それらの第一期哲学者達の解明を、試みるものである。なお本論では、副題で示すように、ディールス-クランツ『断片』とカント批判哲学の論述を用いるものとする。本論文の構成について、哲学の兆候を示す哲学以前、前期自然哲学で自然の原理を問うミレトス学派、また別個にピュタゴラス学派、ヘラクレイトスを取り上げる。更に存在と静止のエレア学派、後期自然哲学の多元論と原子論、そして認識論のソフィスト思潮の特質をそれぞれ論述する。この試論は、「哲学的自己省察」の一つである。

Details

Language :
Japanese
ISSN :
13480308
Volume :
18
Database :
OpenAIRE
Journal :
人間文化研究
Accession number :
edsair.jairo.........5626b49250c3caef30d21b127d5cae32