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An Analysis of -yoninaru and -tekuru

Authors :
Gang, WANG
Source :
日本語日本文学. 22:43-50
Publication Year :
2012
Publisher :
創価大学日本語日本文学会, 2012.

Abstract

日本語における「~ようになる」と「~てくる」は,いずれも動作・状態の推移・変化を表し得るが,意味と用法において違いがみられる。総じていえば,「~ようになる」は,一方の状態からそれとは異なる他方の状態へと時間をかける変化が起こるということを表すが,「~てくる」は連続的な状態変化ということを表す。具体的には,「~ようになる」の前には意志動詞の使用が可能であるが,推移・変化の意味を表す「~てくる」の前にはそれができない。一方,無意志動詞はその二形式の前に用いられるが,否定と(一部の動詞の)可能の表現が「~ようになる」の前にしか用いられない。「~くなる/~になる」のように変化を表す形式と,オノマトペに由来する一部の動詞は,「~てくる」の前にしか用いられない。

Details

Language :
Japanese
ISSN :
09171762
Volume :
22
Database :
OpenAIRE
Journal :
日本語日本文学
Accession number :
edsair.jairo.........77b84f1cc92d98ad3c272aa82af663f2