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Suppurative Meningitis that was difficult to treat because of prolonged fever :A case report of a 1-year-old Boy

Source :
徳島赤十字病院医学雑誌 = Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal. 15(1):81-84
Publication Year :
2010
Publisher :
徳島赤十字病院, 2010.

Abstract

発熱が遷延し治療に難渋した化膿性髄膜炎の1歳男児例について報告する.症例は1歳,男児.近医にて上気道炎と診断された後,発熱・嘔吐があり当院受診した.一旦帰宅するも倦怠感増強し入院となった.髄膜刺激徴候は明らかではなかったが,全身状態の悪化,炎症反応の増大があり髄液検査の結果,化膿性髄膜炎と診断した.DEX,CTRX,PAPM/BPにて治療を開始し,第6病日に痙攣出現したためPBを開始した.第10病日,発熱継続し薬剤熱を疑いCTRXのみ中止した.第13病日,痙攣発作の改善なくDZPを追加した.髄液検査で菌検出なく第15病日に抗生剤を終了した.第19病日にPBを,第23病日にすべての服薬を中止するも発熱は続いた.第35病日,血液,髄液検査では異常なかった.下痢を認め,便検査にてロタウィルス腸炎と診断した.以降,下痢,発熱も改善し第39病日に退院した.本例において発熱が遷延した原因について考察を行った.

Details

Language :
Japanese
ISSN :
13469878
Volume :
15
Issue :
1
Database :
OpenAIRE
Journal :
徳島赤十字病院医学雑誌 = Tokushima Red Cross Hospital Medical Journal
Accession number :
edsair.jairo.........a3b64dfdc10198675eb3e2715d185326