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幕末の大津・太間町における人口変動

Authors :
NAGASHIMA, Yuki
Source :
地域と環境. 17:104-118
Publication Year :
2023
Publisher :
京都大学大学院人間・環境学研究科「地域と環境」研究会, 2023.

Abstract

本稿では,幕末の大津・太間町を対象として人口変動とその背景に関する分析を行った。太間町の人口は,文政11年(1828)の167人から減少を続けて天保10年(1839)には104人となり,その後は100~140人程度で推移した。その背景には,1830年代前半までは奉公人の減少,それ以降は借屋世帯の流動性の高さが影響していた。太間町をめぐる人口移動は主に大津市中で展開していたが,元治大火による避難とみられる京都からの転入も観察された。<br />第II部 論文<br />Part II Articles

Details

Language :
Japanese
ISSN :
13440985
Volume :
17
Database :
OpenAIRE
Journal :
地域と環境
Accession number :
edsair.jairo.........a3d5fd8df978968a7b9d3be2d1a8e901