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Development of Optic Educational Criteria using Two- and Three-Dimensional Computer Graphics of Tracheal Suctioning for Experts and Novices

Source :
医工学治療. 33(1):21-29
Publication Year :
2021
Publisher :
日本医工学治療学会, 2021.

Abstract

気管内吸引は侵襲を伴うため,医学生・看護学生を含め,免許取得前の医療系学生が実施する機会は限られている。そのため, 患者や療養者のケアを行う家族ケア提供者も含め,より多くの人間が気管内吸引手技を獲得する一助となるよう,Two Dimensional (2D) 動画とThree Dimensional Computer Graphics (3DCG)動画を開発した。本研究の目的は,一般的な気管内吸引の2D動画と,2D動画をもとに製作した3DCGアニメーション動画を看護師と看護学生に視覚呈示し,視線の停留点移動速度と観察結果を問うアンケートを実施により、停留点移動速度の学習効果評価項目指標としての適用可能性を検討することを目的とした。動画視聴中の看護師と学生の視線を両眼構成の視線計測システムにて記録・分析した結果,看護師群と学生群ともに2D/3Dいずれの動画視聴においても停留点移動速度頻度分析における両群間の統計学的有意差は認められなかったものの、共通して二峰性のグラフを示した。アンケート結果からは両群ともに動画視聴による学習効果について肯定的な意見が大部分を占めた。今後は、操作方法や3D動画中の説明の追加などの意見を踏まえて動画を改良した上で、停留点移動速度頻度分析による学習効果への影響を測定することが課題である。

Details

Language :
Japanese
ISSN :
13441221
Volume :
33
Issue :
1
Database :
OpenAIRE
Journal :
医工学治療
Accession number :
edsair.jairo.........acc07ff5df8047d040f99132a81b8c58