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Medical and Nursing Care Related Factors contributing to Completion and Non-completion of Interferon Therapy for Patients with Chronic Viral Hepatitis C

Authors :
TOMOYAMA, Gyokuren
HURUYA, Yoko
OKAMOTO, Tomoko
HATAKEYAMA, Yoshiko
MOCHIZUKI, Mitsuru
KOBAYASHI, Miyuki
KIDOGUCHI, Chikashi
MAEZAWA, Miyoko
NAKAZAWA, Tomie
HIROSE, Yuichi
ENOMOTO, Nobuyuki
SAKAMOTO, Minoru
HOSHI, Tanji
Tomoyama, Gyokuren
Furuya, Yoko
Okamoto, Tomoko
Hatakeyama, Yoshiko
Mochizuki, Mitsuru
Kobayashi, Miyuki
Kidoguchi, Chikashi
Maezawa, Miyoko
Nakazawa, Tomie
Hirose, Yuichi
Enomoto, Nobuyuki
Sakamoto, Minoru
Hoshi, Tanji
Source :
紀要 = Bulletin of Yamanashi Junior College of Nursing. 11(1):15-24
Publication Year :
2006
Publisher :
山梨県立看護大学短期大学部, 2006.

Abstract

研究目的は、C型慢性肝炎患者におけるインターフェロン(IFN)療法の中断に関連する要因を明らかにし、治療の継続支援を実施するための基礎資料とすることである。研究対象の選定方法は、外来にて治療中又は経過観察中の患者から治療中断者23人(男性8人、女性15人)をケース(中断群)とし、5歳年齢階級で性・年齢をマッチングさせた治療終了者69人(男性24人、女性45人)をコントロール(終了群)として、後ろ向きケース・コントロール研究(case-control study)を行った。中断群と終了群との比較において、有意な差がみられた要因について多重ロジスティック回帰分析を行い、オッズ比を算出した。IFN療法の治療中断に独立して寄与することが明らかとなった要因(オッズ比)は「うつ傾向あり(6.0)」、「副作用の程度がひどい(5.1)」のみで、他の副作用の症状には統計学上有意な差が認められなかった。また、治療中の患者への身体的・精神的サポートの有無も治療中断と有意な関連は認められなかったが、終了群において治療を中断しようと思ったことのある14人(20.6%)のうち、4人(28.6%)が医療関係者が支えてくれたから継続できたと回答していた。本研究の結果から、専門職が治療開始前にうつ傾向の有無を確認したり、治療中・治療後の患者の心理的な変化を注意深く観察していく必要性が再確認された。また、副作用に関しては、患者や家族に対する事前の情報提供や発現時期に応じた症状軽減に対する迅速な対応が、IFN療法の継続支援には重要であることが示唆された。

Details

Language :
Japanese
ISSN :
13420097
Volume :
11
Issue :
1
Database :
OpenAIRE
Journal :
紀要 = Bulletin of Yamanashi Junior College of Nursing
Accession number :
edsair.jairo.........b88045bff2cfb79c2f8dc28c6dba1092