Experimental Study on Frost Crystal Structure on Cryogenic Cooling Surface

令和4年度宇宙輸送シンポジウム（2023年1月12日-13日. 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所（JAXA)(ISAS)) , 相模原市, 神奈川県
Space Transportation Symposium FY2022 (January 12-13, 2023. Institute of Space and Astronautical Science, Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA)(ISAS)), Sagamihara, Kanagawa Japan
大学と宇宙航空研究開発機構が共同で開発している予冷ターボジェットエンジンでは空気予冷器の伝熱面表面への着霜が問題となっている．特に冷却面温度が-80℃以下の極低温域の着霜現象では，冷却面近傍でミスト微小な氷粒子が発生し，冷却面の前縁と後縁で別々に霜層が形成される現象が起こる．本研究では，極低温冷却面前縁後縁での霜結晶構造の違いを調査するために，着霜実験を実施し，霜結晶構造を観察した．平板冷却面温度を-25，-75，-125，-170℃の4 通りとし各冷却面温度での霜結晶画像の比較を行った．その結果，-170℃の前縁において，中低温域と同じような針状結晶が成長し，昇華凝結による着霜が起こる様子がみられた一方，-170℃の後縁では，中低温域では見られないような雲粒付結晶が成長しミストの沈着による着霜が起こる様子がみられた．
資料番号: SA6000184023
STCP-2022-023