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Omnipresence of Textbooks and Absence of Readings in Political Science in Postwar Japan
- Source :
- 新潟国際情報大学 国際学部 紀要. 5:81-88
- Publication Year :
- 2020
- Publisher :
- 新潟国際情報大学国際学部, 2020.
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Abstract
- 戦後日本において政治学に教科書は不要であると言われながらも、各種の教科書がある時期以 降、大量に公刊されるようになった。しかし現在でも、思想史や国際関係というサブ・ディシプ リンのリーディングズは存在しても、他国でひろく使用されているような政治学のリーディング ズが存在しない。そのため、いわゆる"Reading Assignment" の習慣も政治学の学部教育におい ては一般化していないといえる。これは日本の学部教育における受講前の予習という慣行がない ことの反映でもある。こうした事態に至った経緯と原因を明らかにしたうえで、本事象がもつ政 治的意義について考察する。そのうえで政治(学)教育における教科書の意義について論じ、あ りうべき教育テキストと市民的理念の連関について議論する。
Details
- Language :
- Japanese
- ISSN :
- 21895864
- Volume :
- 5
- Database :
- OpenAIRE
- Journal :
- 新潟国際情報大学 国際学部 紀要
- Accession number :
- edsair.jairo.........ec04073a2af19cd3822a88a7ca8fb5b3