1. Thigh Intramuscular Fat on Prognosis of Patients With Nonischemic Cardiomyopathy
- Author
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Toshitake Yoshida, Atsushi Shibata, Akiko Tanihata, Hiroya Hayashi, Yumi Yamaguchi, Ryoko Kitada, Shoichi Ehara, Yasuhiro Izumiya, and Minoru Yoshiyama
- Subjects
心不全 ,予後 ,heart failure ,Stroke Volume ,intramuscular fat ,筋肉内脂肪 ,Ventricular Dysfunction, Left ,Thigh ,nonischemic cardiomyopathy ,Humans ,Prospective Studies ,prognosis ,Cardiomyopathies ,Cardiology and Cardiovascular Medicine - Abstract
研究グループは、大腿部の筋肉内脂肪が非虚血性心筋症による心不全の予後に影響を与えることを初めて明らかにしました。本研究成果により、大腿部の筋肉内脂肪を測定することで心不全の予後を推測できる可能性が示されました。皮下脂肪や内臓脂肪以外の脂肪組織のことを異所性脂肪と呼び、主なものとしては心臓周囲脂肪や筋肉内脂肪があります。異所性脂肪の一つである心臓周囲脂肪が狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患や心房細動を引き起こすとの報告はありましたが、身体の他の部位の異所性脂肪が心不全に与える影響についての報告は今までほとんどありませんでした。大腿部の筋肉内脂肪が糖尿病など生活習慣病の発症に影響を与えているという報告は既にあったため、今回、大腿部の筋肉内脂肪が心不全患者の予後に関係するかを調査しました。本研究グループは、2017年9月から2020年1月に大阪公立大学医学部附属病院で、心機能が低下した心不全の精査目的に入院し冠動脈疾患が否定された連続93例を対象とし、CTで大腿部のスキャンを行い、筋肉量と筋肉内脂肪を測定して筋肉内脂肪比を算出しました。筋肉内脂肪比を中央値で2群に分類し、それぞれの群で心血管死もしくは心血管系の病気による予期しない入院の発生率に差があるか検討を行いました。その結果、筋肉内脂肪比が高い群の方が発生率が高く、筋肉内脂肪比が独立した予後規定因子であることが明らかになりました。, Skeletal muscle atrophy is an independent prognostic predictor for patients with chronic heart failure, and the concept of sarcopenia is drawing attention. Furthermore, the importance of not only muscle mass but also ectopic fat has been pointed out. However, ......
- Published
- 2022