1. Azoic Coupling Components Containing Pyrazolone Ring
- Author
-
Nobuhiko Kuroki, Jun Nishino, Ayaru Nishiura, and Kenzo Konishi
- Subjects
Physics ,Coupling ,Crystallography ,Pyrazolone ,medicine ,General Medicine ,Ring (chemistry) ,medicine.drug - Abstract
ナフトールAS型の下づけ剤にピラゾロン環を有するものを合成し,その色調,および染色堅ろう度をしらべた。下づけ剤はいずれも,1-フェニル-3-メチル-5-ピラゾロンを出発原料とし,その4-位にジアゾ化した置換ニトロアニリン類をアルカリ性でカップリングし,ついで還元することにより合成したアミノ化合物とβ-オキシナフトエ酸との縮合により合成した。その中間体となるアミノ化合物は,4-(2'-アミノフェニルアゾ)-,4-(3'-アミノフェニルアゾ)-,4-(4'-アミノフェニルアゾ)-,4-(2'-クロル-5'-アミノフェニルアゾ)-,4-(2'-メチル-5-アミノフェニルアゾ)-,4-(4'-メトキシ-5'-アミノフェニルアゾ)-,4-(2'-アミノ-4'-メトキシフェニルアゾ)-1-フェニル-3-メチル-5-ピラゾロンである。これらをβ-オキシナフトエ酸と常法により縮合し,下づけ剤として木綿上で各種ナフトール染料顕色剤と組合わせて顕色した結果,特長ある色調として,4-(2'-アミノフェニルアゾ)-,4-(2'-クロル-5'-アミノフェニルアゾ)-1-フェニル-3-メチル-5-ピラゾロンより誘導される下づけ剤と,バリアミンブル-B,あるいはFGとの組合わせで緑色系に顕色した。
- Published
- 1959
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